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 【活動訪問25】チームふくしま2018/08/17 

8月15日(水)、特定非営利活動法人チームふくしまで活動する渡辺諒雅さんにお話を伺いました。

【活動訪問25】チームふくしま

チームふくしまは、観光・雇用・教育活動を柱として、ひまわりの種を通じて思いやりや福島の魅力を知ってもらうプロジェクトを行っています。

取材した当日、渡辺さんは快晴の下、田村市大越町の牧野地区で開催されるイベントのスタッフとして、満開のひまわり畑で忙しく活動されていました。

【活動訪問25】チームふくしま

■質問(1) インターンシップで、どのような活動をしましたか?
主に「福島ひまわり里親プロジェクト」で、全国の里親さんからいただいた応援メッセージの写真を撮影したり、チームふくしまさんとつながりのある方々とお話しさせていただく活動をしました。

■質問(2) これまでに復興に関わるような活動や地域活動をしたことがありますか?
復興に関わる活動は初めてです。
地域活動は、中学の時に“エコティア・デー”に参加し、地域の資源ごみの収集やごみ拾いをしました。また、地元敬老会のボランティア活動に参加したこともあります。

■質問(3) 今回、このインターンシップに応募した理由は何ですか?
復興について強い関心があったからです。私は元々浪江町に住んでいました。地元は原発事故のあおりを受けて、現在でも帰還者率は震災以前の15%程度しかおらず、何とかそんな現状を改善・打破していきたいと考えています。そのなかで“ひまわり”という花をテーマに復興を目指しているチームふくしまさんに興味をもち応募しました。

■質問(4) 実際に活動してみて、面白いと感じるところはどんなところですか?
“ひまわり”を通して、非常に多くの方々との繋がりを身をもって体感したことです。ひまわりの種から福祉雇用が生まれたり、ひまわりが咲くことで観光イベントが開催されたりすることに驚きを感じました。
全国規模での授業や生徒会活動、ボランティア活動の中で“福島ひまわり里親プロジェクト”を通して震災教育を果たしていることも知ることが出来ました。

■質問(5) 逆に、大変だなと思うことはどんなところですか?
強いて言うならば、イベントの企画・実行や“福島ひまわり里親プロジェクト”に関わられている方が非常に多いため、様々なところへ転々と移動する必要があることや、送っていただいた応援メッセージの量がとても多く、写真を撮る際に少し大変だったという、嬉しい悲鳴でもあります。

■質問(6) 復興に向けて活動している団体に触れてみて、想像していたことと違ったこと
また、新しい発見などはありますか?
悪い意味ではなく、思っていたよりも事務所が小さなところだなと思いました。想像では、一般の会社のような事務所を使用しているのかなと考えておりましたが、アパートの一室が使われています。理事長に話を伺ったところ、“オフィスにお金をかけるより、働いている方に還元された方が嬉しいでしょ”とおっしゃられて、なるほどと思いました。

■質問(7) 残りの活動での目標や意気込みを教えてください。
満開のひまわり畑の中で挙式をする「ひまわり結婚式」や、葛尾村での種の寄贈式など、まだまだインターンシップはこれからなので、少しでもお力になれるよう努力をし、活動するなかで様々なことに気づき、考えていく事で自分の中でとても実りある経験が出来たと後々振り返った際に思うことが出来るように頑張ります。

【活動訪問25】チームふくしま