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 【活動訪問15】環境地域文化エナジー(1)2022/08/23 

8月18日(木)、特定非営利活動法人環境地域文化エナジーで活動する佐々木星さんにお話を伺いました。


特定非営利活動法人環境地域文化エナジーは平成20年11月設立、当初は地域内への再生可能エネルギーの普及や実証などの取り組みが多かったが、活動を通じて地域内の様々な課題に気づき、活動の範囲が広がりました。特に平成28年から地域内の人口の減少や高齢化に伴う地域活力の低下への対応で「移住・定住」の促進に力を入れて取り組んでいます。令和3年度より会津若松市から「会津若松市定住コネクトスペース」の施設管理運営を受託し、地域の移住活動の中核として活動しています。

取材した当日、佐々木さんはインターンシップ活動の総まとめをしていました。

◆質問1 インターンシップで、どのような活動をしましたか?
NPO法人そのものについてや運営の仕組み、社会での位置づけ(行政と民間の関係)、団体の活動や「移住・定住」について話を聞いたり、実際に移住された方とお話したりしました。それらから今後の「移住・定住」について自分なりの考えをまとめ発表をしました。

◆質問2 これまでに復興に関わるような活動や地域活動をしたことがありますか?
特にありませんでした。

◆質問3 今回、このインターンシップに応募した理由は何ですか?
自分が公務員志望ということもあり、行政とNPO法人(民間)の共通点や違い、棲み分けをはっきりさせたいと思ったこと、また自分の人生を考えたときに「移住・定住」は人生の選択肢として興味をひかれるキーワードであったことです。

◆質問4 実際に活動してみて、面白いと感じるところはどんなところですか?
その人の人生に大きく関わることのできる活動であるため、その分多種多様な価値観や考え方に触れることができることです。また、移住者の方々とお話しすると自分の地元を客観的に捉えることができるため思わぬ魅力に気づけることです。

◆質問5 逆に、大変だなと思うことはどんなところですか?
ミクロで考えれば、移住を希望する方々は様々な理由で会津に来られるためマニュアルをつくることやカテゴリー分けみたいなものがなかなか難しく、ひとりひとりに寄り添って対応する必要があることです。そこが面白いところでもありますが、移住希望者の方が増加することを念頭に置いたときには大変だと考えます。
マクロで考えれば「移住・定住」の増加を促進するには仕事や住まい、交通など一団体の力だけではどうしようもない課題があることです。

◆質問6 復興に向けて活動している団体に触れてみて、想像していたことと違ったこと、また、新しい発見などはありますか?
「移住・定住」についてほとんどなにも知らずに活動をスタートしたため、すべてが新しい発見でした。こんなにも親身になって自分の人生に携わってくれる団体や人、その活動があることだけでも移住者の方々にとってはとても心強いだろうなと感じました。