report レポート
【活動訪問10】いわき環境システム2021/08/11
8月10日(火)、特定非営利活動法人いわき環境システムで活動する神谷麻帆さんにお話を伺いました。
特定非営利活動法人いわき環境システムは、東日本大震災ならびに福島第一原子力発電所の事故によってもたらされた甚大な被害と風評で傷ついた郷土を復興し、そこに住む人々の活力を取り戻すことを目的として、いわき市の有力企業間の連携を経て、設立された団体です。いわき市ホームページにある「いわきiマップ」で確認できる環境放射線量の測定や、給食センターの食材における含有放射線量検査等の事業を通して、住民の皆さんの安心安全を守るお手伝いをしています。
取材した当日、神谷さんは、職員さんに指導を受けながら、南白土公民館の空間放射線量の測定をしていました。
◆質問(1) インターンシップで、どのような活動をしましたか?
朝礼に参加し、オリエンテーションや放射線に関する座学の後、実習を行いました。
実習では、初日は走行サーベイに同行、公園モニタリング(空間放射線量測定)、2日目は
食品検査実習の後、理事長からNPOの活動について講話を頂きました。
◆質問(2) これまでに復興に関わるような活動や地域活動をしたことがありますか?
四倉海岸での清掃ボランティア、ヤングアメリカンズへの参加
◆質問(3) 今回、このインターンシップに応募した理由は何ですか?
バドミントン部の先輩が昨年このインターンシップに参加したことを知り、興味を持ったからです。
また、放射線について学びたいと思ったからです。
◆質問(4) 実際に活動してみて、面白いと感じるところはどんなところですか?
走行サーベイ(自動車で移動しながらの測定)や、測定器を使ってのモニタリングが面白かったです。
◆質問(5) 逆に、大変だなと思うことはどんなところですか?
走行サーベイでは場所によって車の通れない細い道もあるので、何度もUターンを行いました。公園モニタリングは手作業での測定の為、日差しが強く大変でした。毎年、この暑さの中で測定していると思うと、厳しい環境下で大変だと思いました。
◆質問(6) 復興に向けて活動している団体に触れてみて、想像していたことと違ったこと、また、新しい発見などはありますか?
放射線測定だけでなく、その他にも多くの事業を行っていることを知りました。また、モニタリングポイントが4,721ヶ所という数の多さに驚きました。安心・安全の為に継続して測定する大切さなど、為になるお話をたくさん伺い、良い経験となりました。
◆質問(7) 残りの活動での目標や意気込みを教えてください。
残りの活動も積極的に楽しく活動したいと思います。いわき環境システムさんでインターンが出来たことに感謝し、多くの学びを得たいです。また、とても親切な職員の皆さんと充実した1日を過ごせるように、コロナ感染予防対策もしっかり行っていこうと思います。