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 【活動訪問26】Global Mission Japan2018/08/22 

8月16日(木)、特定非営利活動法人Global Mission Japanで活動する江上歩李さんにお話しを伺いました。

【活動訪問26】Global Mission Japan
(左:江上歩李さん)

Global Mission Japanは、バラエティーに富んだプログラムを通して、国際性豊かに心の復興活動を行っています。

取材した当日、江上さんは地域住民の方々と英語を通じて交流を深める英会話教室の運営サポートを行っていました。

【活動訪問26】Global Mission Japan

■質問(1) インターンシップで、どのような活動をしましたか?
原発被災者の方々との交流を兼ねた太極拳・コーラス教室への参加や、地域住民の方々と英語を通じて交流を深める英会話教室の運営のお手伝いなどを行いました。

■質問(2) これまでに復興に関わるような活動や地域活動をしたことがありますか?
高校2、3年生時に薄磯・豊間・沼の内地区の地域復興プロジェクトへ参加し、その地域の復興をどの方向性で進めるかなどを議論するワークショップに参加したり、避難訓練活動などの手伝いを行いました。

■質問(3) 今回、このインターンシップに応募した理由は何ですか?
地元地域で活躍しているNPO団体の方々が地域でどのような役割を担っているのか、何を目標として活動しているのか、そして現在抱えている課題は何かに関心があったからです。

■質問(4) 実際に活動してみて、面白いと感じるところはどんなところですか?
インターンシップに参加するたびに、人脈が広がっていくところです。相手の境遇や生活環境、これまでに経験してきたことなど、自分は持っていないエピソードを交換し合えることが特に楽しいと感じます。また、あらゆる年代の方と接することが多いため、その人に合わせて会話のトピックをどう展開するかを考えながら話をする力が鍛えられて、とても勉強になっています。

■質問(5) 逆に、大変だなと思うことはどんなところですか?
一つ目は、“原発被災者”対“津波被害者”そして元からのいわき市民との間にある確執の撤廃です。どれだけ両者の交流イベントを開催しても、そこで交流したがらない人たちがいることを事務局長から伺いました。NPO団体という立場から出来ることは限られており、どこまで踏み込んで解決したらよいのかといった活動範囲の問題が難しいと感じました。
二つ目は、一度構築したコミュニティや繋がりを継続させることです。特に、今は原発被災者の方々が避難解除された故郷へ戻ったときに、もとの避難先で構築したコミュニティと繋がりを継続させるにはどんな仕組みが必要なのかを考えなくてはならないと思います。

■質問(6) 復興に向けて活動している団体に触れてみて、想像していたことと違ったこと
     また、新しい発見などはありますか?
一番ギャップがあったのは活動頻度の多さです。活動前は地域住民との交流イベントなどを月に一度程度で開催しているものだと思っておりましたが、実際は年間200回以上も開催しているイベントもあり驚きました。

■質問(7) 残りの活動での目標や意気込みを教えてください。
今後の活動では、これまでの活動で関わった方々とさらに深く交流することを目指したいと思います。また、インターンシップの目標でもあった「Global Mission Japanがいわき市で担っている役割とは何かを実践から学ぶこと」を楽しみながら実行していきたいです。

【活動訪問26】Global Mission Japan